ヤフー株式会社を退職しました 大規模ECモールのマーケティングを経験して

退職 ヤフー Yahoo! JAPAN オピニオン

2018年11月27日を最終出社日に、1年7ヵ月働いたヤフー株式会社を退職しました。
前職からの転職経緯と、入社してから退職するまでをまとめてみたいと思います。

なぜヤフーに転職したのか

私は前職、新卒として宮崎にあるIT企業のアラタナに入社しました。
アラタナ時代はECコンサルタントとして、クライアントのECサイトの分析から改善提案、検証までを提案・運用していました。
当時のアラタナはカゴラボというEC-CUBEベースのEC構築システムを運営していたので、そのクライアントの持つECサイトに対して、現状分析からのご提案、受注後のコンサルティング、施策のディレクションなどを行っていました。
つまり、他の人のサービスをマーケティングすることがお仕事だったのです。

アラタナ時代はとても楽しくエキサイティングでした。
周囲の方に恵まれ、様々な経験をさせてもらったことで、よりマーケティングを突き詰めたい、と思うようになりました。
そこで、次の3つを軸に転職活動を行いました。

  • 自社サービスのマーケティングをする
  • 社会的にインパクトの大きいサービスにかかわる
  • 伸び盛りの会社にかかわる

この軸で転職活動を行った結果、複数の会社からオファーをいただき、結果として、ヤフーへの転職を決意しました。

28歳で初めて地元を離れて上京する

余談ですが、私は生まれてから高校~大学~就職まですべて宮崎の学校・企業にいたので、地元から出て生活する経験がありませんでした。
ヤフーへの転職を契機に、訪うを経営する妻を宮崎に残し、単身で上京してきました。

これまた余談…ヤフーに転職する!と報告した時、(ヤフーには)コネで入ったの?と言われることが多かったですw
転職サービスを通してお声がけをいただいたのがそもそものきっかけになり、前職でも直接のつながりは私自身はなかったので、多分コネではないですw

アラタナは宮崎にありながらもほとんどのクライアントが東京などの都市圏の会社だったので、都市圏のマーケコンサル系の会社がライバルになるような仕事をしていく中で、目線を常に高くして仕事をするような環境だったのは本当に良い経験だったと思います。
実績を出すのに場所は関係ない、はず!

アラタナはとても良い会社です。またオフィス遊びに行きたいなぁ。

ヤフーでのお仕事

ヤフーショッピングのマーケティング業務にかかわる仕事内容
ヤフーに転職後、ヤフーショッピングのマーケティングディレクターとして働いていました。
もっと厳密に言うと、

  • SEO施策を企画して集客力を上げる取り組み
  • 新規の顧客獲得に関する取り組み

の2軸で企画側の仕事に従事していました。

予算もKPIも、数字の桁数がめちゃくちゃ多い
超大規模な、日本有数のプラットフォームであるヤフー(ショッピング)のマーケティングは、とても面白かったです。
何より、周囲の方が優秀すぎて、、、仕事の心構えも含めて学ばせていただくことが多く、反面色んなご迷惑をおかけしてしまったと反省しています。

これが大企業か!これが大企業での仕事の仕方なのか!というのは入社当初のカルチャーショックだったと思います。

ヤフーにいたからできたこと

転職活動の3つの軸で考えていた通りの仕事ができたことは大きかったです。
転職前後で社員規模が60倍くらい大きい会社に入った(120人→6,600人)ので、コミュニケーションの取り方や伝え方は本当に勉強させていただきました。

日本を代表する上場企業のすごいところは、業務だけでなく人に対する投資です。

例えば、ヤフーには社食が2つあります。
ごはんは美味しいし、カフェでコーヒーも(とってもお手頃な値段で)飲めます。
ヤフーLODGEで食べることのできるランチの写真
朝食は無料で提供されているので、節約と健康を兼ねて朝早起きのライフスタイルに置き換えるメリットも大きいです。

食堂だけでなく、社内にLODGEというコワーキングスペースがあります。
社員も利用できる場所で、WiFiなどの環境も整っているため、週末はよくLODGEで勉強や読書会をしてました。

ちなみに、LODGEはイベントスペースとしても利用できるので、これまた企画を持ち込んでいろいろやっていました。
KIGURUMI.BIZの加納社長をお招きしてみやざきわけもんフォーラムをやったり、
ヤフーLODGEで開催したみやざきわけもんフォーラム

宮崎をテーマにしたスナックイベントのお手伝いをさせてもらったり。
ヤフーLODGEで開催されたスナック宮崎の画像

情報の交差点となるLODGEの強みを活用させてもらいました。

そんな感じで、在職中はヤフーの持っているインフラをフル活用して、仕事以外の部分でも色んな体験をすることができました。
…良い会社です。本当に。

なぜ辞めたのか

そんな良い会社をなぜ辞めるのか?

これを言い表すとても適切な文章が、Koichiro Tawaさんが書いた5年前の博報堂退職エントリにありましたので紹介させていただきます。

人生は、タイミングだと思っています。

でも、もし僕があの人の中にいたらそれはタイミングじゃないかもと思ってるような気がするし、同じように、僕以外の人が僕の人生を生きていたら、このタイミングはタイミングだと思わなかったかもしれない。ただ、出会いと、やってみたい事がある、ということが重なり、僕にはそんな気がした、というだけです。

引用:befmap.:【退職のご報告】会社とかこれからとか。

私が退職する理由も「タイミング」にほかなりません。
タイミングや偶然のような出会いがなければ、まだヤフーで働いていただろうなぁと思います。

これからについて

具体的な話は改めてご報告させていただければと思いますが、次はキーワードを軸に、働き方を変えていく予定です。

  • “プロダクトを利用する人たちの顔が見える”サービスに携わる
  • 地元である“宮崎とつながる”ような仕事をする
  • 新しいマーケットで、“前例のないマーケティングに挑戦”し、社会をより良くしていく一助となる

就職先は、12月1日に追ってご報告させていただきます。

 

追記

わたくし、林田憲志朗の退職を祝っていただける奇特な方がいらっしゃると、泣いて喜びます。

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次のキャリアでマーケティングのレベルを上げ、いつかあなたにその知識をお返しする機会を作ります!

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林田 憲志朗(はやしだ けんしろう)

宮崎出身。高千穂(妻)と東京(私)の2拠点生活を始めて5年目。歴史(戦国時代と幕末メイン)、音楽(洋楽メイン)、旅&お出かけ、お仕事(マーケティング関連)のことについてぽつぽつ書いていきます。

※発言は個人の見解です

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