ホリエモンの記者会見書き起し

★冒頭の挨拶

 今日朝7:30、長野刑務所から1年9ヶ月ちょっとの服役を経て、仮釈放をいただくことができた。刑期は残り7ヶ月。ライブドア事件で、株主の皆様に深くご迷惑をおかけしたことについて深く反省している。この日を迎えられたことは万感の思いである。

 今後は仕事を通じて社会貢献していきたい。獄中からもメルマガを発行して活動していたが、そのような事業を継続していく。またロケット開発事業も引き続き行っていく。

 刑務所で長い休養生活、長い時間を過ごしていたから、そこで構想していた事業を推進することで社会に良い影響を与えることができればと思う。ご迷惑をおかけした分を取り戻し、それ以上の成果を挙げられるよう頑張っていきたい。

★一連の事件で損害を被られた方々、継続中の訴訟に対する対応、気持ちについて

 集団訴訟(旧LD)は和解しており、金銭的な問題については解決している。

 それ以外の個別の民事訴訟については獄中1件以外の訴訟の和解をした。基本的には判決をいただく前に、裁判所の和解ということで対応させていただいている。事件を起こしたことによる経営責任は取るというスタンスは以前から変わっていない。刑事責任はどうであれ、誠実に対応していく。

★何が評価され仮出所できたのか?

 長野刑務所で3週間単独室棟に拘束された。その後工場で訓練され、養護工場(障がい者、高齢者中心の工場)で配食、洗濯など身の回りの世話をしていた。介護の現場に近い。

 刑務所はタイムスケジュールに沿って行動するので、なかなか厳しい環境で働いた。そこで配属されるとたくさん仮釈放されると言われるくらい過酷な作業所だった。そこは4ピン(刑期の4分の1を残して仮出所する人)が多かった。生来真面目な人間なので、作業所での仕事の取り組みが評価されたのでは。

★構想段階の新しい事業について

 LD社長を辞めたときはIT事業はお腹いっぱいかなと思っていたが、ネットから離れた生活を送り、そろそろやっても良いかなと思うようになった。今はユーザー側のITリテラシーも上がり、事業環境はやりやすくなった。

 またメルマガでもすでに取り組んでいるが、ニュース批評はやっていきたい。またサイト制作もやりたい。自分が不満を持っていた部分を実現することをやっていきたい。今のIT系の会社はソーシャルゲームが流行り、実際に儲かっている。でも自分は興味ない。そこに力を集中しすぎると以前のライブドアのようになる。だから、自分が興味ないこと以外はやらないようにしたい。

 社会貢献については、刑務所にいる間思うことがあった。刑務所にいる人たちは変な人ではなくて、普通の人たちだった。変な人もいるが、心の中にトラウマを抱えたりとか等の人が多い。

 服役している人は懲役何年後に、必ず社会に復帰する。その人たちが再犯しないようにすることは社会のために必要なこと。今の出所後再犯をする率は5割。それはすごい社会的損失だなと感じている。例えば更生保護法人のお手伝い等できればと思う。

 実際に更生保護法人を作る、といったようなフルコミットメントは厳しい。だから人々が気軽にできる行動を起こすような取り組みをやっていきたい。

★外見と話し方の印象の変化について

 もともと痩せている(笑)。会社を立ち上げて10年で拡大していく段階で、プレッシャーにより太っていった。実際に20年間で30キロ太った。今後は自分にプレッシャーをかけすぎないようにしたい。

 印象については、質問に対しそれを返すということに慣れていなかった。怖いもの知らずで、自分の中でも方法論が分かっていなかった。それにより反発も受けたがそれで良いやというスタンスでやっていた。しかし一連の事件を通して「学習」した。

 自分の中では35才までに何かやらなければヤバいと思っていた。それで焦っていた部分もあった。

★結婚と家庭を作ることについて

 全く考えてない。ただ、受刑者の方で性犯罪者の方等家庭を持っている人が多く、そこで「家族」って強いなと思った。奥さんはちゃんと旦那のことを許して助けてくれるんだなというのを感じていた。

★お金に対する考え方の変化について

 お金はプラスでもマイナスでもない、便利なツールだから、ニュートラルに付き合えば良いと思っている。過去にあえてどぎつい表現をしたのは、周りがお金に対して執着しすぎじゃないか、ウェットすぎるんじゃないかと思っていたから。

★自身の事業が虚業と呼ばれていたことについて

 世の中に虚業はないと思っている。こうしたら世の中は良くなるんじゃないか、等の目標は必ず人にある。人は働いているうちに生業を作っていくんだろうが、それに対して虚業と言うこと自体がおかしいんじゃないかと思っている。

 社会は厳しいので仕事が必要ないと思われたら、消え去っていく。それは市場で淘汰されていったり、人々の感情により淘汰されることもあるとは思う。ただ虚業という言葉はあんまり良い言葉ではない。

★株式投資には現在も関心があるのか

 元々興味ない。上場してから株式市場を調べたくらい、そんなに関心は高くない。

 景気が良くなるムードができることは良いことだと思う。ただバブルは起こり、またはじけるんじゃないか。

 また株に走り過ぎるのはやめた方が良いと思う。投資で自分の全財産をつぎ込むのはやめた方が良い。いちいち熱狂することではないのかなと思う。

★ゴルフについて

 所内で雑誌をたくさん仕入れていて、イメトレと素振りをしていた。塀の中でシングルになった人は多いらしい。パワープレイ(脳内)していた人もいるらしい。

 また作業所でゴルフティーも作っていた。

★会見で多くの報道陣が集まったことについて

 正直なんでこんなに集まったのか、と思っている。

 自分はもう注目されていないと思っていた。だからこうやって会見で集まっていただいているのは、自分の今後に期待されているのかなと勝手に思っている。その期待に応えていくためにも、所内で考えていたことを実現していきたい。

 これをやればもっと社会が良くなるのになー、というのを皆さんに伝えていきたい。 例えば自分はバイオベンチャーに投資した第一人者と思っている。2005年時点でユーグレナに投資していた。その会社は今年上場した。

 自分が「これ良いんじゃないか」と思った会社が社会に出てきている。その時点で他の人から見たら奇行に見えるかもしれない。先走ってもひかないでください。

★体重について

 95.7キロ→65キロ。ここ半年は65〜67キロ台を維持している。

★出所後最初に食べた娑婆のご飯。

 今日の朝刑務所で食べたのは納豆とご飯とみそ汁。出所して連絡対応、散髪し、その後てりたまセットを食べた。味は濃かったが美味しかった。

★今やりたいことについて

 生ものを刑務所内で食べることができなかったので、寿司を食べたい。刑務所内の食べ物は季節感を感じることができる。甘いものも食べることができるので、それなりに満足していた。

★検察について

 今も検察の不祥事は続いている。

 過去の自身の事件については反省しているのでとやかく言うことはない。ただ正義ほど胡散臭いものはないなと感じた。えん罪でつらい思いをする人たちを追い込まないで欲しい。少しだけでも考えていただければ。

morihayashida

株式会社CAMPFIREでマーケ
株式会社訪う(おとなう)で取締役CMOをやっています。
20~30代の若手在京宮崎県人会みやざきわけもんフォーラム運営。
東京と宮崎を拠点にパラレルキャリア&デュアルライフを実践中。
インターネットが好きです。

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